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烏丸劇場

タイトル :烏丸劇場
サークル名:ctn
ttp://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ133532.html


DL数が多いゲームは好みの差こそあれど、えてして面白いものである。
が、DL数が少ないゲームがつまらないとは限らないのは、アンチバタフライエフェクトで述べた通り。
今回もまたゲーム内容説明に「おっぱいがいっぱい」とだけ書いた売る気が無さそうなゲームの紹介だ。
おっぱいがいっぱいなのはいいとして、このゲームはアンチバタフライエフェクトよりは内容が想像しやすい。
なぜならば、トップ画像、紹介画像を見ればわかる。このゲームは【探索ゲー】だ。それも、【廃墟探索ゲー】に近い。
この作品は、隠し通路が非常に多い。そしてその隠し通路は思いもよらぬ所に繋がっていて、ショートカットを可能とする。
フリーゲームで言うと、ネフェシエルを少し思い出す。
ぶっちゃけこのゲームに適性があるかは、【ストアページを見てワクワクしたか】否で全て決まるだろう。
今作のストーリーは、とても質素である。
忍者が集まる島に最強の忍者『烏丸』がいる。主人公の忍者は、それを倒しに来た。以上だ。
このゲームにイベントらしきイベントは無い。皆無だ。
NPCの台詞はおろか、【ラスボスとの会話すらない】ゲームはそうそう見ないであろう。
そんな淡泊なゲームに、物語性は存在しうるのだろうか。
俺はある、とは言わないが、ない、とも言いにくい。
このゲームの長所はズバリ【雰囲気】だ。
浜辺から始まって、建物の中に入れば薄暗く狭い待受室のような場所には自動販売機と喋らない切手コレクター。
そして更なる闇へと誘う階段と扉。
地下ではアーティストが壁を塗っていて、水道の片隅には人魚、奥の光差し込む森林にはハーピーが舞っており。
誰もいない旧居住施設の梯子を登れば、小さな公園にボスが無言で立っている。
説明なんてなにもない。だからこそなのか、そこに物語性のようなものを感じる…ような、気がする。
ICOと言うゲームをやったことがあれば、もしかしたら言わんとすることがわかるかもしれない。
このゲームは、【何故だか懐かしい】のだ。

それはきっと、雰囲気のせいだけではないのだろう。
このゲームはエロゲだが、【行為は一切無い】。敵を倒したら脱衣する。エロ要素はその程度だ。
俺はやったことがないが、これは【2,30年前のエロゲ】のようなシステムに近い物を感じる。
エロ、と言うよりはお色気要素だ。まぁ謎の液体が股間から垂れているので、もう少し猥雑ではあるが。
敵を倒して見る裸は、興奮よりも感慨の方が大きい。
『昔はきっと、こんなエロで興奮していた』
そう考えると、クオリティの高いドットエロに郷愁のような物を覚える。
今から十年、二十年後にVRエロが発達した頃に、もう一度プレイしたい一作だ。
余談だが、倒して脱衣させたのにアイテムやスキルを『奪う』ではなく『もらう』あたりも拘りを感じさせられる。

このゲームの欠点はエロとシナリオの薄さ、もあるが……【ゲームバランスが悪い】。
レベルや経験値の概念はなく、武器をグレードアップして強化するのだが、防御力やHPも一緒に上がるため【初期装備を最大強化すればラスボスにも勝てる】のだ。
ステータス強化もできるが、金をケチってたら全く使っていなかった。アイテムも多少使ったが大量に余った。
それと、【非常に迷いやすい】。
隠し通路が多い事とマップが広い事もあり、自分がどこから来たのかわかりにくいのだ。
また、一部のマップでは視界が非常に狭く、かなり迷いやすい。
たいまつのようなアイテムがあれば良かったが、特にマップ補助系の道具は帰還アイテムを除いて用意されていなかった。
だが、迷いやすいと言うのは逆に言えば【迷うことすら面白いと思えれば】利点になり得るだろう。
幸い帰還アイテムは回数無制限のため、どうしようもなくなったら戻る事もできる。

さて、このゲーム。
賛否が分かれる所で言えば…【最初から全部の敵とのトレーニング戦ができる】のは驚いた。
ネタバレもいいところではあるが、敵に負けると即ゲームオーバーというシステムのため、敵の戦力を測るのに使用という使い道もある。
それにしたって、解放条件を何か付けてもいいとは思うが。
そんな感じ。
sage
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